小学生からの英語学習は役に立たない?

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小学生からの英語学習は役に立たない?

「英語は早いうちからやるのが良い」なんて言いますが、本当でしょうか。今回は、幼児・小学生からの英語学習には、本当に効果があるのか探っていきたいと思います。メリットとデメリットをしっかり理解して、お子様の英語学習に役立ててください。

1,「耳が育つ」は本当?

子供に英語を習わせようかな…と思って、英会話教室の戸を叩くと、英会話教室の先生はニッコリ笑顔でこういうことが多いでしょう。「今からやると、耳が育ちますよ!」

耳が育つ…というのは、ピノキオのようにロバの耳が生えてくるということではモチロンなくって、「英語を聞く耳が育つ」、「英語を聞けるようになる」ということです。

何故このように言われるかというと、幼少期・小学生期というのは、一生のうちで一番聴力が育つ時期だからです。聴力は、3歳から育ちはじめて12歳でピークとなり、あとは緩やかに能力は下降していくそうです。

「音楽教育を始めるなら3歳からが良い」と言われているのも、この理由によるものです。ただ、大人になってから英語を勉強しはじめた人が、リスニングできないか、と言われると、モチロンそんなことはないので、この件に関しては英語教室の宣伝用の謳い文句である、と考えたほうが良いでしょう。いわゆる眉唾です。

「そっか、今やれば耳が育つんだ!」と躍起になる必要は、どこにもないと思います。これは個人的な意見ですが、3歳くらいというと、日本語も覚束ない子も多い年頃です。そんな子供に英会話を教えても、ちんぷんかんぷんどころの話ではないはず。言葉として認識できるかもわからないので、あまり意味はないのではないかと思います。

両親のどちらかがペラペラレベルで英語を話せて、英会話の練習が自宅でも行えるなら、補足する意味合いで英会話教室に通うのも一つの手段かもしれませんが、週に1回行くくらいなら、大きな成果は期待できないと思います。3歳から行った子と、4歳から行った子で大きな差がでるということはまずないでしょう。話せる・話せないという事があったとしても、多くは成長の誤差の範囲内であるでしょう。

2,ペラペラ話せるようになる?

3〜4歳から英語を習わせたとしても、主に日本語を使う生活をしていると、ペラペラ話せるようになりません。日常で英語を使う生活をしていない限り、英語で会話するのは無理だと言えるでしょう。日常で英語を使う…というのは、日常の大半を英語で過ごすということです。そんな生活は、インターナショナルスクールにでも入れない限り、むずかしいはずです。逆に、子供をインターナショナルスクールに入れたいなら、3〜4歳から英語を習わせることは必要です。6歳から入学できるインターナショナルスクールの多くは、英語力が必須です。ペラペラ話せる必要はありませんが、最低限の英語力がないと入学できませんよ!

インターナショナルスクールに行ったり、両親どちらかが英語のネイティブ並の英語力を持っていて、日常的に英語で生活できれば、子供は英語ペラペラに育ちます。それ以外の場合、例えば週に2回ほど英会話スクールに通う…という場合は、ペラペラになるのはむずかしいでしょう。ただし、英語力を鍛えれば、ある程度の英語力、特にリスニング力がついてきます。これは、訓練の賜物と言えるでしょう。リスニングだけでも最低限鍛えたいとか、受験の勉強をさせたいとか、子供用のTOICと呼ばれるJETや英検を受けさせたいという場合は、英会話スクールに通う意義があるでしょう。

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3,中学からの本格的な英語学習に役立つ?

幼少期から英語教育を始めれば、中学から始まる本格的な英語学習には確実にプラスになります。3〜6歳くらいから英語を始めれば、小学生の期間中に英検5級、頑張れば4級くらいまで取得することも可能ですから、中学入学時点で中学レベルの英語はほぼ分かるという段階まで持っていくこともできるでしょう。これは完全なアドバンテージであることに間違いありません。

英語で苦労しなければ、それだけ他の学習や部活にに打ち込むこともできますので、小学生5〜6年生の、あまり学校の勉強が難しくないうちに英検を取得するくらいの英語力をつけておくと良いと思います。

4,英語が好きになる?

これは、完全にお子さんの性質によりますが、JETの高得点や英検を取得できるくらいに英語力がついてくれば、英語が好きになる可能性は高いでしょう。こうした試験に賛否はあるかもしれませんが、受けて合格すれば、自信がつくことには間違いありません。せっかく英語学習をするなら、どちらかの試験を受けてみるのが良いでしょう。このような資格は高校受験にも、かなり重宝するはずです。

ただ、頭ごなしに試験を受けるように言って勉強させたのでは、お子さんが英語嫌いになってしまう可能性があります。幼少期・小学生期の英語学習は、やはり、家庭での取り組み方がとても大事です。両親がお子さんの性質にあわせて励まし、頑張らせることができてこそ、お子さんは英語が好きになり、頑張り続けることができるのです。

英語教室に行かせただけで、自宅では手助けしない…というのでは、効果は上がらず、英語が嫌いになってしまう可能性が高くなってしまいます。せっかく高いお金を払って、お子さんに英語学習をさせるなら、ご両親も一緒に英語を勉強するつもりで、一緒に英語の動画を見たり、英語を使ったりして遊んであげましょう。そうすれば、お子さんの脳内で英語と楽しさが結びつき、英語が大好きになるはずです。

英語が好きになる英語教材として、オススメなのが、NHK教育テレビの番組「英語であそぼ!」から生まれた英語教材旺文社えいごであそぼプラネット!です。テレビのキャラクターとともに、歌ったり遊んだりしながら、楽しく英語が学べます。自宅での英語学習にぴったりですよ!サンプルもあるので、是非一度見てみてください。



いかがだったでしょうか。今回は幼児期・小学生からの英語教育は役に立たないのか?について、ご説明しました。結果としては、ペラペラに喋れるようになることはむずかしいけれど、中学レベルの英語理解力までは持っていくことができる、という結論に達しました。もちろん、お子さんの能力やご両親の協力によって、もっと英語力を伸ばすことは可能ですので、これの結果にこだわりすぎず、お子さんにあった学習法を選んであげてくださいね!



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